現役ドラフトで広島からヤクルトへ移籍した矢崎拓也投手が19日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。
背番号41のストライプのユニホームに身を包んだ矢崎は「まず最初に広島東洋カープの監督、スタッフ、コーチ、選手、裏方、ファンの皆さんにこの場を借りて感謝申し上げたいと思います。8年間、本当にありがとうございました」と古巣へ感謝の言葉を述べ、「ヤクルトスワローズの優勝、日本一に貢献できるように自分のベストを尽くしていきたいと思います」と誓った。
矢崎は慶応高から慶大へ進み、2016年のドラフト1位で広島入り。179センチ、99キロの右腕から投げ下ろす150キロ超の速球、フォークボールを武器に22年は47試合に登板し、2勝1セーブ17ホールド、23年は54試合で4勝2敗24セーブ10ホールドを記録するなどブルペンを支えてきたが、今季は26試合1勝1敗10ホールドに終わっていた。
高津監督は「長所は球の強さ、フォークボール。多少荒れるところもあるが打ちづらいと思う。もちろんリリーフ」と期待しているが、「言われたところで自分のベストを尽くしたいのが一番」と表情を引き締めた。