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【大学野球】 来秋ドラフト候補の青学大・中西聖輝 1位指名を目標に「真っすぐを強くする」

スポーツ報知 2024年12月19日 15時7分

 東都大学リーグの春秋制覇を遂げ、6月の大学選手権、11月の明治神宮大会と合わせ“大学4冠”を達成した青学大は19日、神奈川・相模原市の同校で今年最後の全体練習を行った。3年生エースとして“4冠”に貢献した中西聖輝投手(智弁和歌山)は、大学でのラストシーズンとなる2025年に向け「連続4冠」と「ドラフト1位指名」を目標に掲げた。

 今年から先発でフル回転し、リーグ戦で計8勝0敗の成績を残した右腕は「初めて先発で回ったリーグにしては、いい成績で終わることが出来た。最後(明治神宮大会)に4年生と喜んで終われたことは、僕の野球人生のなかで大きな財産になったと思っています」と振り返った。そのうえで「もう1回“4冠”を取る。悔しい思いでは終わりたくない」と最上級生となる自覚をにじませた。

 最速152キロの切れのある直球に変化球も自在に操り、プロのスカウトは「試合を作ることが出来る投手」と評価する。青学大からは、昨年が常広(広島)、下村(阪神)、今年は西川(ロッテ)、佐々木(広島)がドラフト1位でプロ入りを果たしている。中西は「2年連続でドラフト1位というものを目の前で見た。次は、あの光景の当事者としていることが出来ればベスト。そのために、真っすぐの強さ、スピード、威力を加えていきたい」とさらなるレベルアップを誓った。

 チームは20日、「第55回明治神宮野球大会中華民国派遣団」として台湾へ出発。現地の大学、社会人チームと3試合を行い、27日に帰国することになっている。

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