作家・小川洋子氏（６２）が、来年２月に建て替えのため一時休館する帝国劇場を題材にした小説を執筆することが１９日、分かった。
来年２月から月刊文芸誌「すばる」で帝劇を舞台にした小説「劇場という名の星座」の連載がスタートする。小川氏は帝劇で数多くの名舞台に出演した松本白鸚（８２）、市村正親（７５）、堂本光一（４５）、井上芳雄（４５）の４人に取材。その他にも案内係や売店スタッフなど“裏方”にも話を聞き「劇場は死者と生者、役者と観客が出会い、一つの世界をひととき旅する場所です。そのかけがえのなさを、小説によって描き出せたら」とした。