巨人から海外FA権を行使して、オリオールズと1年1300万ドル(約20億円=契約発表時のレート)で契約した菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、オンラインで入団会見を行った。
巨人とオリオールズの両軍にゆかりのあるカラーのオレンジ色のネクタイをしてスーツ姿だった菅野は、オリオールズ入り決断の理由について「素晴らしいピッチングスタッフと、プレーオフ、ワールドシリーズを勝ちたいという熱意が伝わってきましたし、純粋にそこで投げてみたいなという思いで決断しました」と説明。2年連続でポストシーズンに進出し、ワールドシリーズ制覇への可能性を秘めたチームであることを第一に掲げた。
さらには「キャッチャーもメジャー屈指のキャッチャー」と、若手ではメジャー屈指の捕手、26歳ラッチマンの存在も大きかったことを明かした。対戦したい打者を問われても「誰と対戦したいと言うよりも、オリオールズには素晴らしいキャッチャーのラッチマンがいるので、彼とバッテリーを組むのがすごく今から楽しみです」と言うほど。巨人時代には、同学年の小林と「スガコバ」の名コンビで活躍してきたが、新たなコンビ結成へ心を躍らせていた。
オリオールズについて「若手中心とした素晴らしい勢いのあるチームというか、センターラインがすごくしっかりしているなという印象があります」と分析。巨人時代では12年間プレーしたが、日本一に届かなかったとあって「こういうワールドチャンピオンを狙えるチームに入ったからこそ、日本では日本一になれなかったので、ワールドチャンピオンになることを1番の目標にやっていきたいなと思っています」と決意を口にしていた。