巨人から海外FA権を行使し、オリオールズと1年1300万ドル(約20億円)で契約した菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、オンラインで入団会見を行った。
NPB通算136勝を誇り、長く巨人のエースを務めてきた右腕はオ軍を移籍先として選んだ理由を明かし「素晴らしいピッチングスタッフと、プレーオフ、ワールドシリーズで勝ちたいという熱意が伝わってきましたし、純粋にそこで投げてみたいなという思いで決断しました」と力を込めた。
菅野は日本時間3日に自主トレ先の米ハワイへ出国し、その後、優勝旅行の巨人ナインと現地で合流。忙しい合間を縫って、単身でボルティモアに飛んで契約を交わした。「月曜日(16日=同17日)に行ってきましたけど、本当に素晴らしい街で。特にチャールストンというレストランに行かせてもらいましたけど、そこもすごくおいしかったですし、夏はソフトシェルクラブがすごくおいしいということで、今から行くのを楽しみにしています」と笑顔。ボルティモアは日本人の人口が少ないが「僕は本当に、野球で勝負していくんだという強い気持ちしかないので、そこは全然考えてないです」と頼もしく言い切った。
菅野が足を運んだという老舗レストラン「チャールストン」は、地元の「ボルティモアマガジン」で毎年第1位のレストランとして評価されている。フォーブスの4つ星を獲得するなど現地でも有名な料理店の1つだ。