ロッテの吉井理人監督が、来春からは沖縄・石垣島と宮崎・都城市で分かれて始まるキャンプで、ドラフト1位・西川史礁外野手(青学大)はチームの主力が集まる石垣島キャンプでスタートする方針を示した。指揮官は「ルーキーの子たちは、1軍の雰囲気を味わってもらいたい。ドラフト上位の子と体がプロの練習について行けそうな子は石垣島に連れて行こうと思っている。西川は、今のところは石垣島に連れて行きたいなと考えています。西川と宮崎(同2位、ヤマハ)と、あとは立松(同6位、日本生命)ですね」と、社会人出身の即戦力ルーキー2人の名前も合わせて挙げた。
1月の新人合同自主トレで体力面なども確認した上での判断となるが、都城組は「体力向上を中心とした選手」と位置づけている。大学右腕2人については「一條(同3位、東洋大)は自主トレを見て、体が丈夫そうだったら。都城出身の広池(同5位、東海大九州)は都城の方がいいかな。地元が喜ぶかな(笑) それも見てからですね」と明かした。
これまでは石垣島で1、2軍を振り分けずに行っていたが、宮崎・都城市と石垣島は距離もあるだけに、吉井監督は割り振りに悩む日々が続いているという。ベテラン勢については「毎日考えてるんですけども、難しいです。場所が遠くなっちゃったので、すぐ入れ替えってのもできない。ベテランの人たちは大体実力わかってるんで、調子を上げるために自分で練習できるなら、別にどこでもいいかなとも思う。性格とも照らし合わせて、決まったらきちんと(本人に)話していきたいと思ってます」と説明した。