お笑いタレントの古坂大魔王が20日、東京都庁で「こども未来会議」に出席した。
東京都が「子供が笑顔で子育てが楽しいと思える社会」の実現に向けて、従来の枠組みにとらわれない幅広い視点で議論を行う会議。都庁の一室で小池百合子都知事の隣に座った古坂は「大魔王という名前ですけど、本名ではございませんので安心してください」と笑顔であいさつした。
第13回目となる今回は、「学校の居心地と生徒のメンタルヘルスとの関係」がテーマ。東京都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志氏による各学校に教師以外の「コーディネーター」を設置する提案に耳を傾けると、「僕らのときは用務員の先生とか保健室の先生とかと仲良くしたりしていた。用務員さんに近い感じのプロがいたら良い。今すぐ進めてほしいし、10年後に相当根付いていると思います」と太鼓判を押した。
自身も6歳と4歳の娘を持つ子育て世代。東京都の子供に対する政策で感じていることについて「正直言うと、東京都最高なんですよ。いろんな手当もあり、いろんな補助もあり、すごい」と絶賛した。今後求めることを問われると「個人的な意見としては、東京は1300万人もいて、予算も一番大きいし、言ってみれば国なので。子供の1年間って僕らの10年くらいあると思うんで、やっぱり子供のことは早くやってほしいですね」と回答。全国に政策を波及させるため、東京都が先駆けとなることを願っていた。