◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第1日(20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)
男子ショートプログラムが行われ、昨年大会4位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は88・87点だった。「後半のトウループは今朝の状況を考えるとよくできた。全部の要素を集中してできたのは良かった。フリーに向けていいきっかけになるショートだった」と振り返った。
「Conquest of Spaces」の曲に乗り、冒頭の4回転サルコー―3回転トウループの連続ジャンプ、トリプルアクセルを決めていったが、最後の4回転トウループで転倒。演技後は頭を抱えた。
今季は左太ももに不安を抱えながら試合を戦ってきた。朝の公式練習では4回転ジャンプを続けて失敗。足を気にする様子を見せ、練習時間終了前にリンクを後にしていた。痛み止めを服用し、テーピングを巻いて本番に臨んだ。
「今日の朝がすごく痛くて、不安はあったけどNHK杯より冷静に行けたのは、あの経験があったから。試合の運びは100点だった。2年前よりは悪くないスタート。思い切り暴れて、ノーミスの演技でお客さんを感動させられるように頑張る」と、21日のフリーを見据えた。