東都大学リーグで、来春3季ぶりに1部に復帰する東洋大は20日、埼玉・川越市内の同校グラウンドで今年最後の練習を行った。
秋季2部リーグ戦で最高殊勲選手、最優秀投手、最優秀防御率に輝いた島田舜也投手(3年=木更津総合)は、来秋ドラフトの目玉に挙げられる最速154キロ右腕。最上級生として立つ神宮のマウンドに思いをはせ「責任を感じる。チームを勝たせないとエースの仕事とは言えない」と表情を引き締めた。同じくドラフト候補の主砲・花田旭外野手(3年=大阪桐蔭)は「チームは1位だけを見ている。チャレンジャーとしてやっていきたい」と“昇格即V”を目標に掲げた。
昨年は、細野晴希投手(日本ハム1位)、石上泰輝内野手(DeNA4位)がプロ入り。今年のドラフトでは、一條力真投手がロッテ3位、岩崎峻典投手がソフトバンク6位の指名を受けた。「大学野球で160キロを投げたい。1位で(プロに)行くのは、ひとつの目標です」と島田が言えば、花田は「走攻守のバランスの良さが売りだと思っている。1部で結果を残せばアピールになる。絶対に上位で行きたいという気持ちはあります」と言葉に力を込めた。