J2水戸は20日、JFLのFCティアモ枚方からDF鷹啄(たかはし)トラビス(23)を獲得すると発表した。185センチの高さを誇るセンターバックの鷹啄は、市立船橋高、駒澤大を経て今季加入した枚方で、クラブ最高位となるJFL3位躍進に貢献。大学卒業時にはかなわなかったプロへの道を切り開いた。
鷹啄は枚方を通じ、関係者への感謝を述べた。「去年プロの世界でスタートすることができず、行き場のない自分を拾ってくれたFCティアモ枚方の皆さん。シーズンが始まっているにも関わらず、自分を受け入れてくれた二川監督、現場スタッフの方々。僕に熱くそして細かく丁寧に指導してくださった大黒ヘッドコーチ。一緒に切磋琢磨しあった最高の仲間。自分1人の力では、この移籍は実現しませんでした。感謝しています」とコメントした。
21年にJFLに昇格した枚方は、計4シーズンでJリーグクラブへの移籍は7人目。またチームを支えた元日本代表FW大黒将志ヘッドコーチも、来季はJ1川崎のコーチへ就任。JFLからJリーグへ安定的に人材を輩出するクラブへと成長しつつある。