◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第1日(20日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、世界女王で大会3連覇中の坂本花織(シスメックス)は78・92点で、史上9人目の4連覇へ好スタートを切った。2周前のGPファイナル後に胃腸炎に見舞われながら、必死の調整を続けてきた。「この1週間やってきたことが大きかった。間に合わせたという感じ」と笑顔を見せた。
この日、国際スケート連盟(ISU)がウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの両国選手について、個人の中立選手(AIN)として2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の予選参加を認めると発表した。坂本は「え!? このタイミングで?」と驚きつつ、「(ロシアから3人が出ていた)以前は、誰かの間には入りたい気持ちがあった。その気持ちが復活することにワクワクする。他の国も強いので、強い選手がたくさんいる中で戦えるのは燃えます!」。北京五輪銅メダリストは力を込めた。
フィギュアの五輪予選は25年9月に北京で実施するとし、男女で各1人、ペアとアイスダンスで各1組が出場枠獲得に挑める。団体の出場資格はない。ISUは22年3月からロシア勢を国際大会から除外し続けている。