「第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞した、谷原章介の長男・谷原七音(ななと、21)が、「ABEMA NEWSチャンネル」のニュース番組「ABEMAエンタメ」でコンテスト後メディア初となるインタビューに応じた。今後の展望や目指す俳優像、そして育ての父である俳優の谷原章介、実父で俳優のいしだ壱成について語った。
谷原七音は、俳優のいしだ壱成と元タレントの三宅えみさんの間に生まれたが、二人は離婚。3歳の時に母と谷原章介が再婚し、芸能一家で育った。七音は幼少期を振り返り、「父や、そのお友達はみんな芸能関係者だったので、僕も小さい頃はテレビに出ることが当たり前だと思っていたんですよ。言い方を悪くすると、『そんなにすごくないこと』みたいな…」と回顧。続けて「5歳の時に、父が出演した映画の試写会に初めて行った。お客さんが拍手している姿を見て、『お父さんってすごいんだな。俳優ってこんなに人の心を動かせるんだな』と思ったことがきっかけで、芸能界に興味はずっとありました」と話した。
父の偉大さを語る七音に、番組スタッフは「谷原章介さん、そしていしだ壱成さんの息子として生きることに、葛藤はなかった?」と質問。七音は「ないんですよね」とキッパリと回答し、「世間的には『ちょっと複雑なんじゃないか』と見られるかもしれないし、誹謗(ひぼう)中傷みたいなものもあったけど、僕は一度もネガティブに考えたことはない。だって、肌の色を変えられないじゃないですか。目の色を変えられないじゃないですか。それと一緒です。そして、変える必要もない。生まれも僕はアイデンティティーだと思うんですよ」と胸中を吐露した。
そして「(いしだ壱成のことで)注目していただくことに、僕は感謝しかない」という。「自分の一部だと思っているし、役者としてすごく尊敬しているので、そういう風に言ってもらえるのも幸せな限りです。ただ、父と母が愛情いっぱいに育ててくれなかったら、たぶんどこかで気にしちゃっていたと思うので、両親に感謝しかない。自分の生まれのことで閉じこもるっていうのは、僕の感覚ではないです」と生みの親、育ての親、それぞれへの感謝を語った。