お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおと富澤たけしが21日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」(土曜・午後1時)に生出演。22日に行われる漫才師日本一決定戦「M―1グランプリ2024」(テレビ朝日系・午後6時半)について語った。
2人は2007年に敗者復活から勝ち上がって優勝した実績を持つ。それだけに、昨年まで6年連続で審査員を務めた富澤は「予選のネタを出しちゃうじゃない。あれもなぁ、あんまりな。ネタ取っておけないじゃん。ばれちゃうから」と、勝ち進む過程のネタが公式ホームページやYoutubeで公開されている現状に苦言を呈した。
決勝以前のネタが広く見られることは、手の内がばれることでもある。富澤は「事前に出し過ぎちゃうのは、演者側としては厳しい。1年でそんなにおもしろいネタ、バンバン作れないですから。1年かけて面白いネタを仕上げていくわけだから」と指摘。伊達も「なんであんなことするんだろう。俺が出場者だったら絶対に嫌だけど」と深く同意し「サザンオールスターズじゃないんだから。毎年、いい曲作れますか?」と話していた。
2007年当時、敗者復活戦は生配信のみで「漫才、お笑いフリークの人だけが現地に来たり配信を見る」(伊達)状態で、決勝を見るファン層とは異なっていた。そのため、同じネタを披露しても好反応を得られた。今年は地上波放送される予定。ルール上、決勝では別ネタを披露することは可能だが、伊達は「数時間前に同じネタを見た人はつまんないよね」と素朴な感想を口にしていた。