◆バレーボール ▽全日本選手権 女子決勝 姫路 3(19―25、23―25、25―15、25―20、15―13)2 SAGA久光(21日、Asueアリーナ大阪)
女子決勝が行われ、昨季V2リーグからトップに昇格した姫路が、3大会ぶりの優勝を狙ったSAGA久光をフルセットの末に破り初優勝を飾った。
第1、2セットはSAGA久光が小刻みな点の取り合いの末に連取。パリ五輪日本代表の荒木彩花が攻守で存在感を光らせた。
だが、第3、4セットは追い込まれた姫路が意地を見せ、2―2で最終セットへ。
15点先取の第5セットは、姫路が11―8と3点差をつけた後にSAGA久光が粘り強さを見せ、12―12の同点に。それでも、最後は姫路が突き放した。
MVPにはこの日20得点の同代表のエース・井上愛里沙が選出。「このチームを勝たせるのが、自分の今日の役割だった。ひとまず勝ててうれしい」と笑みを浮かべた。
また、13得点を決めた同代表の宮部藍梨は「一人ひとりが我慢して、苦しい時を乗り切る。私たちが今までやってきた戦い方が決勝で出せた」と納得の表情。日本代表コンビが大舞台で実力を発揮し、栄冠をつかみ取った。
22日には同会場で男子決勝が予定され、連覇を狙う大阪ブルテオンとサントリーが激突する。