広島の秋山翔吾外野手(36)が21日、巨人入りする田中将を警戒した。「同じリーグに来て対戦が楽しみというより、(幼なじみの)坂本とのコラボはちょっと怖い」。そのベテラン右腕が今季未勝利も「一番深い関係の選手が近くにいて、力を発揮しやすい環境になる思う」と復活の可能性を感じ取った。
西武時代、ヤンキース移籍前の田中将と対戦はあるが、最近は昨季交流戦の楽天戦1試合(3打数1安打)のみ。「彼が(88年度)世代をリードしてきた。それが優勝チームに入る。手ごわいだろうというのは容易に想像がつく。打ちたい、やっつけたいという思い」と早速、闘志を燃やした。
この日は地元の神奈川・横須賀市内で小学6年生46人を対象に野球教室を開催した。同郷の小泉進次郎衆院議員との恒例“ガチンコ対決”は3打数無安打。小泉氏から「私が抑えた翌年は爆発の年。今年以上なのは間違いない」とエールを送られた。日米通算2000安打まで206と迫る秋山がマー君を攻略し、さらに飛躍する。(畑中 祐司)