◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 最終日(22日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)
ペアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が138・17点、合計212・33点で優勝。2019年以来5大会ぶりに出場した全日本で、同大会ぶりの王座に返り咲いた。
2位だったグランプリファイナル(フランス)後、国内調整を経て今大会へ。三浦は「夢の舞台。けがをせず、最後まで滑りたい」と気持ちを高め臨んだ。SPは1位発進したものの、ジャンプやステップにミスが出て納得は出来ず。この日は序盤、サイドバイサイドのジャンプでミスが出るも、スローの2本のジャンプや、ダイナミックなリフトで観客を魅了した。
6大会ぶりに複数ペアで争った今大会(20年はなし)。昨年3月にはシーズンの主要国際大会を全制覇する「グランドスラム」を達成するなど、りくりゅうは日本ペアをけん引。憧れの的でもあり「目標にしていただけるのは、幸せ。僕たちもまだまだ成長していかないといけない」と木原は語っていた。カムバックした全日本で優勝。次は来年3月の世界選手権(米ボストン)で頂点を目指す。