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【有馬記念】1番人気アーバンシックは伸びを欠いて6着 ルメール騎手「もう少し流れてくれたら」

スポーツ報知 2024年12月22日 17時58分

◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山・芝2500メートル、良)

 一年の総決算となる冬のグランプリは15頭(ドウデュースは出走取消)によって争われ、戸崎圭太騎手が騎乗したレガレイラ(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎、父スワーヴリチャード)が勝った。先行集団のインでレースを進めると直線入り口で馬場の真ん中に。シャフリヤールと併せ馬の形で脚を伸ばし、最後に鼻差だけ前に出た。

 前走のエリザベス女王杯5着から巻き返し、23年ホープフルS以来のG1・2勝目。牝馬の制覇は20年クロノジェネシス以来4年ぶり8頭目。3歳牝馬の勝利は1960年スターロツチ以来となる64年ぶり2頭目。

 2着にシャフリヤール(クリスチャン・デムーロ騎手)、3着はダノンデサイル(横山典弘騎手)が入った。勝ち時計は2分31秒8。

 1番人気に支持されたアーバンシックは、出遅れを挽回して先行集団を見るインでレースを進めたが、4コーナーからは思ったような末脚を使えず。2走前のセントライト記念から3連勝、前走の菊花賞から連勝でG1・2勝目を狙っていたが、6着に敗れた。

 坂井瑠星騎手(ジャスティンパレス=5着)「状態は良さそうでした。ゲートをうまく出たけどペースが遅くて動けるポジションも取れなかった」

 クリストフ・ルメール騎手(アーバンシック=6着)「スローでしたし勝った馬の後ろにいられたけど、前が開いてからみんなが加速していくような感じだった。もう少しレースが流れてくれていたら、いい結果だったと思う。スムーズだったけどペースだけでしたね。まだ3歳なので来年が楽しみ」

 トム・マーカンド騎手(ローシャムパーク=7着)「最初の600メートルあたりはリラックスして走れていい感じだった。ただ、コーナーを回ったあたりから力みが強くなってしまい、我慢させている間にエネルギーを消耗してしまいました。最後回ってくる頃にはもうエネルギーを使い果たしてしまった。ちょっと距離も長いですね」

 ライアン・ムーア騎手(スタニングローズ=8着)「いいスタートをして満足のいくポジションは取れました。ペースが若干遅くて望んだような結果ではなかった。最後までしっかり走ってくれました。これでラストランなんですけど、一生懸命走ってくれましたし、この後はいいお母さんになってくれると思います」

 松山弘平騎手(ダノンベルーガ=9着)「厳しい枠で前半ゲートを出ていかず、ポジションが後ろになってしまいました。道中リズムよく走れて、リラックスして走れて、勝負どころでも反応は良かった。厳しい展開になりながらも最後までしっかり脚を使ってくれて、改めて力があると感じました」

 鮫島克駿騎手(シュトルーヴェ=10着)「ジャパンCよりもスタートを出てくれたし、今日の風と馬場を意識して、やりたい競馬はできました。シャフリヤールの後ろで競馬をしたんですけど、瞬発力の差が出た感じで、長く脚を使うタイプなので、もう少し流れて欲しかった。出来は素晴らしい出来でした」

 三浦皇成騎手(プログノーシス=11着)「ゲートに入った瞬間から、いい態勢じゃなくて、何度か立ち上がる素振りもありました。出れる格好ではなかったです。ペースも落ち着いてしまい、ポジション的にもきつい形になってしまった。道中はリズム良く運んで坂下までは伸びてくれたけど、坂を上ってから苦しくなってしまった」

 菅原明良騎手(ブローザホーン=12着)「スローになるのは予想していたんですけどね。出してはいったけどいい位置が取れなかった。あとは枠なりに早めに動くこともできなかった。着順は悪いですが力自体はある馬です。きょうは展開を含めてかみ合いませんでした」

 幸英明騎手(ディープボンド=13着)「積極的にというイメージでポジションをある程度とって競馬をしました。2周目で少し手応えが悪くなったけど、もっとやれる馬だと思っています」

 高柳瑞樹調教師(スターズオンアース=14着)「スタートしてから最初のコーナーぐらいでつまずく感じがあった。道中はいいポジションに見えたけど、ところどころつまずく感じがあった。3コーナーではモタれがひどく見えないところで体にしんどいところがあったのかも」

 吉田豊騎手(ハヤヤッコ=15着)「スローになるのは分かっていたんですけど、今日は外枠での後ろに入れられなかったです。ハミを噛んでしまいました。きょうはこの枠がこたえました」

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