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【広島】新井貴浩監督「もしかしたら全然動かさないかも」来季は脱機動力野球で勝負 若手野手の成長促す狙いも

スポーツ報知 2024年12月23日 5時0分

 広島の新井貴浩監督(47)が22日、来季の巻き返しの一手として機動力野球からの脱却を掲げた。今季のチーム66盗塁はDeNAに3差のリーグ3位で、企図数117は断トツ。就任時から“伝統野球の復活”と重視してきたが、阪神・近本がわずか19盗塁で盗塁王となった難しい現状に触れ、「リスク覚悟で動かしてきたけど、来年、もしかしたら全然動かさないかも」と、意外とも言える新方針を打ち出した。

 来季も助っ人野手2人が入れ替わる以外、顔ぶれは大きく変わらない。その中での新方針に「良く言ったら、発展途上の選手が多い」と説明。プレミア12で侍ジャパン唯一の一試合2本塁打を放った小園のほか、21歳の田村ら長打の可能性を秘める若手もいる。打席に集中できる環境をつくり、若手野手の成長を促す狙いもうかがえる。

 広島・呉市内で行ったラジオの公開録音では、リーグ覇者・巨人のオフの大補強に「ああやって補強しているところに“広島魂”で負けないぞ!と楽しみだし、逆に燃える」とニヤリ。3年目の来季は、意地と手腕の見せどころだ。(畑中 祐司)

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