アニメーション映画監督の細田守氏が23日、都内で新作映画「果てしなきスカーレット」(2025年冬公開)の製作発表会見に出席した。
2021年公開で興行収入66億円の大ヒットを記録した「竜とそばかすの姫」以来、4年ぶりの新作。主人公の女性・スカーレットが希望に向かって旅をする冒険物語。細田監督は「あらゆる人が共感できる普遍的な気持ちを描いて、生と死にも踏み込んでいく。スカーレットはおそらく日本人ではなく、平坦じゃない混沌(こんとん)とした世界に生きている。時空を超えた物語」と語った。
スタジオジブリ作品の海外配給をディズニーが担ったように、東宝とソニー・ピクチャーズがタッグを組み、全世界配給を実現。「もっとアニメで面白いことができるんじゃないか。新しい可能性を広げていきたい」と意欲を見せた。