巨人の横川凱投手(24)が23日、中日・根尾との同期タッグで切磋琢磨(せっさたくま)のオフを過ごすことを誓った。1月からは中日・涌井の下へ3年連続で弟子入りするが、そこには大阪桐蔭時代の同級生・根尾も参加予定。「お互いに来年は勝負の年になる。間違いなくしゃべりやすいし、同級生がいるのは心強い」と、積極的に意見交換などを図る考えを明かした。
18年の大阪桐蔭は甲子園春夏連覇で「最強世代」と呼ばれ、ドラフトでは横川(巨人4位)、根尾(中日1位)のほか、藤原(ロッテ1位)、柿木(日本ハム5位)が指名された。根尾とは「高校の時はずっと(一緒に)生活していた」と、互いの性格や考え方はよく知る同士。プロで6年間プレーした現在だからこそ、わかり合える感覚や技術論もあるはずで「自分を高めるために費やす時間に集中したい」とレベルアップにつなげる。
この日はG球場で自主トレを行い、マウンドでの投球練習などで汗を流した。今季は12登板で3勝1敗、防御率0・94。先発、中継ぎの役割を問わず安定した投球でチームを支えた。来季の目標である2ケタ勝利へ「先発ローテーションはその手前(の目標)。もっと先を目指して頑張ります」と力を込めた。(小島 和之)