ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日、米AP通信が選出する「今年の男性アスリート」に選出され、24年のスポーツ界の顔となった。21、23年に続いて2年連続3度目の受賞となった。
同賞は、1931年から始まった歴史のある表彰。自転車のL・アームストロング、ゴルフのT・ウッズ、バスケットボール(NBA)のL・ジェームズが最多4度の受賞を果たしているが、3度はバスケの神様とも言われたM・ジョーダンと並ぶ4位タイ。野球界ではドジャースの伝説的左腕S・コーファックスの2度を抜いて史上最多の受賞という偉業となった。
24年はパリ五輪も開催された1年だったが、同五輪で22歳ながら4つの金メダルを獲得した競泳のマルシャン(フランス)、ゴルフで同五輪金メダルのS・シェフラーらを抑えて、メジャー史上初の「50―50」(50本塁打&50盗塁)を達成し54本塁打と130打点で2冠王に輝き、ワールドシリーズも制した大谷がトップに立った。
大谷はAP通信の取材に「とても光栄」とコメントした。今オフは選手会ナ・リーグ最優秀野手、正力松太郎賞特別賞、シルバースラッガー賞(DH)、エドガー・マルティネス賞(最優秀DH)、ハンク・アーロン賞(リーグ最優秀打者)、オールMLBファーストチーム(DH)、ナ・リーグMVPなど数多く受賞しているが、“表彰ラッシュ”はまだ続いている。