ロッテからポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)が、レンジャーズのクリス・ヤングGMと面談をしていたことを23日(日本時間24日)、本拠地を置くテキサス州ダラスの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」でレ軍記者を務めるエバン・グラント記者が自身の「X」で報じた。
同記者は「クリス・ヤングGMは先週、佐々木朗希、代理人とミーティングをしたことを認めた」、「レンジャーズは佐々木に会えて『本当に楽しいミーティングだった』」と投稿。同社の電子版では、ダルビッシュ有投手(38)もメジャー生活を始めたのはレ軍だったことに言及。23年にワールドシリーズを制覇しながら、今季はポストシーズンにすら進めなかったとあって「今オフは積極的に戦力補強をしているチームのひとつだ」と、朗希獲りへの本気度も示した。
朗希はすでにヤンキース、メッツ、カブス、ホワイトソックスと面談したことが各地元紙などで報じられた。ヤンキースはかつて松井秀、イチロー、黒田、田中将らが日本人が活躍。今季はメッツには千賀、カブスには今永と鈴木が所属し、ホワイトソックスではかつてワールドシリーズを制覇した2005年にロッテの井口前監督が主力だった。レンジャーズもこれまでダルビッシュ、上原、藤川、有原ら多くの日本人選手が活躍。またしても面談が判明した球団は日本人選手にとってゆかりの深いチームとなった。
代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は朗希獲得へ「20球団以上」が参戦していることを明言。フィリーズはすでに面談に進めなかったとも報じられている。「25歳ルール」のルールの規定で、契約を結ぶことが出来るのは来年1月15日以降。いまだ面談したことが報じられていないドジャース、パドレスなども獲得に積極的に動いており、年明けに争奪戦はさらに本格化していくことになりそうだ。