音楽プロデューサー・つんく♂が24日、都内で行われた線虫によるがん検査「N―NOSE」の最新研究論文発表会「~再発モニタリングの可能性~(東京大学との共同研究)」に出席した。
2014年に喉頭がんを公表し、声帯を摘出したつんく♂は「病気になるまでは、他人事であって、リアリティーがありませんでした。病気になってからでは遅いんですが、そこからできることは再発予防、早期発見。採血はもちろん、CT、MRI、内視鏡の検査も当然やります。いろいろな尺度から検査するのは大事。僕にとって、その1つに『N―NOSE』があります」と説明。「尿検査だけ(で判定できる)という意味では、体の負担も時間もかからないので、とても便利。線虫の反応があったとして、部位が特定できないのは少々ストレスですが、体のどこかにがんがあることが分かれば、そこから徹底的に調べることができる。早期発見できるのであれば、『N―NOSE』は随分、楽ですね」とメリットを語った。
今年は家族で世界旅行に行くなど「思った以上に忙しい1年でした」と回想。「世界中でおいしいものをたくさん食べたので、そのあとの『N―NOSE』検査は少々ドキドキでしたね」と振り返った。