ロッテからポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)が、ジャイアンツとも面談をした可能性が23日(日本時間24日)、浮上した。
ジャイアンツが本拠地を置くサンフランシスコの地元紙「サンフランシスコ・クロニクル紙」が「新しく編成本部長に就任したポージー氏は、ウィンターミーティングで日本人先発投手の佐々木朗希に興味を持っていると明言した。ジャイアンツは先週佐々木と代理人のジョエル・ウルフと南カリフォルニアで会ったとみられている」と報じた。
朗希はこれまでニューヨークに本拠地を置くヤンキース、メッツ、シカゴに本拠地を置くカブス、ホワイトソックス、ダラス(アーリントン)に本拠地を置くレンジャーズと面談をしたとされている。ウルフ代理人は朗希の球団選定の基準に地理的条件や都市の規模などは含まれていないことを明言していたが、これまでは大都市に本拠地を置く球団が中心になっている。本命とされるドジャースも、ニューヨークに次ぐアメリカ第2の都市とされるロサンゼルスに本拠地を置いている。
ジャイアンツは、近年の日本人選手では山口俊や筒香がマイナー契約を結んでいた。メジャーで出場したのは2015年の青木が最後で、02年には新庄も所属していた。今季は80勝82敗でナ・リーグ西地区4位。先発陣のやりくりには苦戦し、新たな先発として朗希はのどから手が出るほどほしい選手の1人だろう。
ウルフ代理人は朗希獲得へ「20球団以上」が参戦していることをウィンターミーティング中に明言。フィリーズはすでに面談に進めなかったとも報じられている。「25歳ルール」の規定で、契約を結ぶことが出来るのは来年1月15日以降。いまだ面談したことが報じられていないドジャース、パドレスなども獲得に積極的に動いており、年明けに争奪戦はさらに本格化していくことになりそうだ。