巨人の堀田賢慎投手(23)が24日、入団が正式に発表された田中将大投手に弟子入りを志願した。「僕が小さい頃から活躍している選手。一緒に練習したり、見て感じたことはアドバイスをもらったりしながら自分のものにしていきたい」。少年時代から第一線で投げる右腕に教えを請う。
今季は先発7登板を含む自己最多の17登板で3勝3敗、防御率2・45だったが、CSではメンバー外。V旅行に参加せずG球場で自主トレに励み、この日も同様に汗を流した。レジェンドの加入に「菅野さんにも結構アドバイスをもらっていたんですけど、また違う角度からのアドバイスを聞いたら、もらえると思う」と対面を心待ちにした。
田中将がエースとして楽天を日本一に導いた2013年当時は小学校6年生だった。「(巨人との)日本シリーズは全部テレビで見ていたかな。最後も抑えで(マウンドに)上がってきた時もすごいなと思って、鳥肌が立っていたのは覚えています」。田中将は第6戦で160球を投じた翌日、クローザーとして登板し胴上げ投手になった。同一シーズン24連勝というギネス記録も作っており「24勝無敗ってできることじゃない。シーズンの成績も見ていましたけど、さらに日本一になった。僕も、すごい頑張ろうって思いました」と回想した。
日米通算197勝右腕には、戸郷、山崎伊ら入塾希望者が殺到中。若手サバイバルの活発化が予想されるが「1軍で1年間ローテーションを守るのが目標」と力強く宣言した。日本を代表する2人の投手から技術を習得し、19年ドラ1位右腕が化ける時が来た。(臼井 恭香)