巨人の京本真投手(20)が24日、来季の先発ローテ争いを勝ち抜くことを誓った。オーストラリア・ウィンターリーグ(WL)から帰国し「先発で勝負したい。自分よりレベルが高い人ばかりで、ライバルはたくさんいるけど、割って入って引っ張っていけるような成績を残したい」と意気込んだ。
日焼けした顔から、鋭いまなざしを前に向けた。豪州ではアデレード・ジャイアンツの一員として全て先発として6試合で2勝2敗、防御率2・06と経験を積んだ。「(試合の)後半になっても球速が落ちなくなったり、変化球の精度が上がってきた」と手応えも十分。「オーストラリアのチームは先輩後輩関係なく感じたことを伝えていて仲間意識の強さを感じた」。日本でも年齢を気にせずプレーするつもりだ。
「アデレード・ジャイアンツの監督、スタッフと会えたことが一番の収穫。野球に取り組む意識も変わりました」と感謝した右腕。異国の地での経験を、必ず実りにする。(水上 智恵)