巨人の又木鉄平投手(25)が24日、プエルトリコで培った強い適応能力で来季は激化する先発争いに打ち勝つことを誓った。西舘とともにプエルトリコWLから帰国し「(先発)競争相手を増やすという意図もあると思うので、その中で勝ち残るっていうのはとにかく僕は結果にこだわってやりたいと思います」と覚悟を語った。
過酷な環境下で力をつけた。現地では「思うように練習ができずに、初登板は(ゲームに臨むにあたり)ブルペンにも大して入ることができなかった」と、自分のリズムを作ることに苦労した。それでも慣れないマウンドに順応しながら、先発4試合を含む6登板で1勝0敗、防御率1・72と安定した成績を残した。
今季1軍では3度先発のチャンスをもらったものの、0勝1敗、防御率6・10。「過酷だったけど、適応力を求められている中でいろんなアクシデントを通訳、トレーナー含め乗り越えられた」と充実の表情の左腕。よりたくましさを増した姿で、先発ローテの座に名乗りを上げる。(水上 智恵)