今年限りで現役を引退するドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が12月25日、滋賀県の栗東トレーニングセンターを退厩した。今後は福島県のノーザンファーム天栄を経由して、北海道安平町の社台スタリオンステーションへ向かう予定。今後は種牡馬として、第2のスタートを切る。
2歳夏から慣れ親しんだ栗東での最後の瞬間。馬運車に乗り込む姿を主戦の武豊騎手を始め、友道調教師、キーファーズの松島正昭オーナーらが見送った。
ラストラン予定だった有馬記念こそ右前肢ハ行で出走取り消しとなったものの、その後も運動を行ったり、プールに入るなど元気な姿を見せており、大事を取っての決断だった。
来年からの種付け料も初年度としては非常に高い1000万円となることが決まり、今後は早ければ2028年にデビューとなる子供たちに偉大なDNAを受け継いでいく。
武豊騎手「無事に出発できて良かった。元気が有り余っているね。種牡馬として活躍して欲しいですね。すごくいい馬に巡りあえて良かったです。感謝しています」