巨人の女子チームに入団する岩手・花巻東女子硬式野球部の佐々木秋羽(しゅう)内野手(18)が24日、自身のインスタグラムを開設した。
「佐々木秋羽です! 私は花巻東高校の女子硬式野球部に所属し、今年はチームメイトやスタッフの皆様のおかげで、選手権大会の決勝戦で甲子園でプレーさせていただきました。また、高校野球女子選抜に選出され東京ドームでイチローさんが率いるKOBE CHIBENと対戦させていただくなど本当に貴重な経験をすることができました」とあいさつ。
大学進学の報告をするとともに「本日おかげさまで読売ジャイアンツ女子チームに入団させていただくことも発表されました。背番号は読売ジャイアンツやMLBで大活躍され、国民栄誉賞を受賞した、人間的にも成績でも尊敬する松井秀喜さんと同じ『55』番を付けさせて頂けることになりました。タイプは違いますが、松井さんの生き方に少しでも近づけるように頑張ります」と決意表明した
「また、兄にも負けないように、文武両道に励みながら、Instagramで女子野球の情報発信もしていきたいと思います! 是非、応援して頂けるとありがたいです!」と呼びかけた。
秋羽は、高校通算140本塁打を誇り米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)の妹で、同校野球部監督の洋氏(49)を父に持つ。今年9月に高校野球女子選抜としてイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が選抜したチームと対戦した世代屈指の内野手だ。宮本和知監督(60)のもと、女子野球界屈指の強豪となったチームに、新しい風を吹かせていく。
◆佐々木 秋羽(ささき・しゅう)2006年9月29日、岩手県生まれ。18歳。小2の時に、兄・麟太郎が入っていた江釣子(えづりこ)ジュニアスポーツ少年団で野球を始める。江釣子中時代は陸上部に在籍しながら、金ケ崎シニアでプレー。22年に花巻東女子硬式野球部の3期生として入部、1年(22年)秋の全国ユース大会、2年(23年)春の全国選抜大会、今夏の全国選手権大会をいずれも準優勝。168センチ。右投左打。家族は両親と兄。