前楽天で巨人に入団する田中将大投手(36)の背番号が「11」に決まった。25日の入団会見で発表された。
巨人で「11」といえば通算310勝の別所毅彦や、通算180勝を挙げ11試合連続完投勝利の日本記録を樹立した平成の大エース・斎藤雅樹らが着けた番号。「18」とともに名投手が着けてきた球団の歴史ある番号で、田中将への期待の大きさが表れている。
田中将は楽天、ヤンキース、楽天で日米通算197勝。NPBでは高卒1年目の07年に11勝して新人王。その後も最多勝2度、最優秀防御率2度、最多奪三振1度、沢村賞2度、MVP1度など数々の個人タイトルを獲得してきた。
その中でも特に圧巻だったシーズンは2011年と2013年。11年は19勝5敗、シーズン14完投、226回1/3を投げて241奪三振、防御率1・27。13年は24勝0敗でレギュラーシーズン無敗の24連勝、212回を投げて防御率1・27と異次元の成績を残した。
メジャーでも名門ニューヨーク・ヤンキースで1年目から6年連続2ケタ勝利を挙げるなど通算78勝。楽天では背番号「18」、ヤンキースでは「19」を着けてファンを沸かせてきた。
来季は日米通算19年目。同じ1988年生まれで少年野球では投手・坂本、捕手・田中将でバッテリーを組んでいた坂本勇人と再びチームメートになる。日米通算200勝まであと3勝に迫る田中将大が、巨人の背番号「11」を背負って新たなスタートを切る。
◆巨人の歴代背番号11
倉信雄1935
内堀保1936~37、41
小松末広1946
古家武夫1946~47
内藤博文1948~49
別所毅彦1950~62
渡辺秀武1964~72
高橋善正1973~77
角三男1978、81~89
ジョン・シピン1978~80
斎藤雅樹1990~2001
久保裕也2003~15
ルイス・クルーズ2016~17
上原浩治2018
山口俊2019
平内龍太2021~23