◆第41回ホープフルS・G1(12月28日、中山競馬場・芝2000メートル)追い切り=12月25日、美浦トレセン
2010年の牝馬3冠馬であるアパパネを母に持つ良血馬アマキヒ(牝2歳、美浦・国枝栄厩舎、父ブラックタイド)が、意欲的に負荷をかけて万全の仕上がりだ。内パラレルヴィジョン(5歳オープン)に5馬身先行する形からスタートして、強めに追って6ハロン81秒2―12秒0をマークして併入に持ち込んだ。
国枝調教師は「(1週前追い切りは)しまいを伸ばしてもらいたかったが、お互いに遠慮する感じで、その部分を今日は補った。前に行かせてしまいしっかりというところで、その通りにいい感じでできたと思う」と、合格点を与えた。キャリアは1戦1勝でも、秘める素質の高さから侮れない。
同馬は1番人気に支持された10月の東京新馬戦でデビュー。Cデムーロ騎手を背にスローペースを逃げ切り、頭差で勝ち上がった。兄姉ではアカイトリノムスメが21年秋華賞で母にG1タイトルを初めてもたらしている。