ロッテからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)の移籍先候補が24日(日本時間25日)、12~15球団に絞られた。米シカゴのスポーツラジオ局でリポーターを務めるB・レバイン氏が地元テレビ局の「カブス360」に出演し、「面談をしているのは12~15チームほどだと考えられる」と明かした。
19日(同20日)に朗希側がカブスと面談する予定だと伝えていた同氏はこの日、実際に両者が会ったと報告。「カブスが国際的な超有望株を狙いにいっていることを否定すべきではない」と、海外選手の青田買いを防ぐための“25歳ルール”により、低価格でエース級の投手を獲得できるなどのメリットを熱弁した。
一方、脱落報道が出た球団もある。レッドソックスの地元紙「ボストン・グローブ」のA・スピアー記者は「現在は(面談を)予定していない」というブレスロー編成本部長の談話を紹介。「まだ連絡待ち」というが、20球団以上から連絡を受けたと明かしている代理人のウルフ氏はオンラインで1次選考をしたとされる。フィリーズの脱落が報じられる中、レ軍も敗退した可能性がある。
メッツ、ヤンキース、カブス、Wソックス、ジャイアンツ、レンジャーズの6球団が面談済みとされ、本命視されるドジャース、パドレスも加わることは確実。来年1月23日(同24日)の交渉期限に向け、日本人選手との縁、大都市など希望条件の一部は見えつつあるが、激しい競争が続く。