◆全国高校バスケットボール ウインターカップ▽男子2回戦 美濃加茂(岐阜)74―52駒大苫小牧(北海道)(25日・東京体育館)
男子2回戦が行われ、駒大苫小牧は高校総体準Vの美濃加茂(岐阜)に52―74で完敗。道勢は男女とも姿を消した。目標としてきたベスト8への道は断たれたが、1回戦で負傷した右足首の痛みを押して出場したPG宮森昊太とCオラヨリ・マーベラス・オルワトヨシは共に2年生。来年のリベンジを誓った。
必死のディフェンスで抵抗したが、相手が一枚上手だった。序盤2―10といきなりペースを握られると、第3クオーター(Q)立ち上がりから連続11ポイントを奪われ突き放された。阿部日向大主将(3年)は「最初から自分たちのバスケができず、受け身になってしまった。完敗だったなと思います」と受け止めた。
光明は2年生の奮闘だった。オラヨリが9得点11リバウンドと存在感を示すと、宮森も右足首の痛みを押して強行出場。宮森は「3年生とやるのも最後だったので、やりきるという気持ちだった」と明かしたが、力及ばず涙を流した。
目標のベスト8には届かず、2回戦敗退。阿部主将は「経験している宮森とマーベラスがいるので、2人が引っ張っていくチームになれば全国で戦えるチームになると思う」と後輩に託した。「もっと練習してもっとコミュニケーションを取っていけば、来年はベスト16、ベスト8へ進めると思う」とオラヨリ。今年も中軸を担った2人を中心に、来年のリベンジを目指す。(山口 泰史)