人気漫才コンビ・テンダラーが25日、なんばグランド花月(NGK)で「テンダラー結成30周年記念公演 THE FINAL」を開催した。
今年6月から大阪、広島、名古屋、米国・ロサンゼルス、東京と各地で公演を行い、大盛況を収めてきたツアーの締めくくり。厳選したネタで60分ノンストップ漫才を繰り広げ、爆笑を誘った。30周年ツアーを振り返った浜本広晃は「なんとかやりきれて良かったなと。30周年のツアーが無事終わって、本当にホッとしてる感じです」と満面の笑み。白川悟実も「充実感が一番ありますね。アメリカの英語漫才では、英会話学校に通って勉強して。ネタが面白いの前に、そこだけは必死でやりました」と米国での公演の大変さも明かした。
また、この日はNGKならではの試みで、吉本新喜劇をサプライズ上演。台本を書いた浜本は「僕らNGKで出させてもらってますけど、その後に新喜劇があるじゃないですか。そこの輪の中に入れてほしいなって。一回自分たちを出すような新喜劇ができたらいいなと思って、わがまま言って、いろんなことやらせてもらってすごい楽しかったです」と満足気。島田珠代に振り回された白川は「どのネタで行くかわからんからって言われて。どう来るのか、何をするのかわからんからって(笑)。全然ネタ合わせにきてくれなかった」と舞台裏をポロリ。それでも、珠代のインスタグラムで必死に覚えた「パンティーテックス」の振り付けは完璧で、珠代と3人のキレキレダンスで客席を笑わせた。
今後のテンダラーについて浜本は「どうやったらお客さんがもっと笑ってもらえるかなとか、お客さんありきだなっていうのを、30周年ツアーを回ってより思いましたね。変わっていくっていうのはすごい大事だなと思ったんですけど、変わらずこうやって続けることも大事」と改めてファンに感謝した。