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森保監督「子どもの『握手して』『写真撮って』に応えてほしい」 未来の日本代表選手に求めること

スポーツ報知 2024年12月26日 11時31分

 サッカー日本代表の森保一監督が26日、都内でKDDIのイベントに参加し、元日本代表MFの鈴木啓太氏とトークショーを行った。

 「未来のサッカーを考える日本代表になろう」をテーマに集まった小学4~6年生を前に「将来の日本代表を探しにきました!」とニヤリ。現役時代にサッカーを盛り上げるために意識したことについて「まずは勝って喜んでもらう、勝っても負けてもベストを尽くす、最後まで戦い抜く、応援してくれる人の日常の活力になること。私自身、下手くそな選手だったので、とりあえず頑張って、『あいつうまくなかったけど、泥臭く最後まで走ってたから、勉強や仕事も大変だけど頑張ろう』と思ってもらえるようにしたいと思ってた」と明かした。

 子どもたちが将来、プロ選手や日本代表になったら実践してほしいことがある。「小さい子どもが来て、握手してください、写真撮ってくださいと言われた時に応えてほしい。冷たく接すると、その子たちの夢が消えてしまうかもしれない。サッカーをよりうまくなりたいという気持ちもなくなる。優しく対応してほしい」と熱望した。

 サッカーがうまくなるために「自分がもっとうまくできるんじゃないか、なんでこれをやるか。なぜという気持ちを持ったり、工夫してやってほしい」と森保監督。現在、欧州のビッグクラブで活躍する選手が増えた現在の日本代表の選手も、うまくなるための工夫やアイデアを「めちゃくちゃ持ってる」という。

 「まずはチームが決まったことを実践してくれようとして、その過程で自分がどうしたらいいのか、グループとして味方とどうつながったらいいか、チームとしてどう戦うかをすっごく聞いてくるし、質問してくる。最終的に決まったら、チームのために頑張る。自分が出られなかったら『なんで出られないんですか?』とみんな聞いてくる。どの選手もこのポジションでは俺が一番と思ってる。その中で、監督が決めるなら仕方ない。今日はスタメンじゃないけど、サブからつなげて勝っていこうと思ってるけど、まずは『自分が一番』から入ってる。めちゃくちゃみんなに持ってほしい」

 その後、小学生による「サッカーがうまくなるには?」などをテーマにしたワークショップで交流した。森保監督は「みんなには大っきな可能性がある。自分の可能性を常に引き上げられるようにチャレンジをしてほしい」と呼びかけた。

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