ソフトバンクの藤井皓哉投手が26日、みずほペイペイ内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の5600万円から25%(1400万円)増の7000万円でサインした(金額は推定)。
救援に再転向した今季、勝ちパターンの一角として、40試合2勝1敗19ホールド1セーブ、防御率1・80の成績を収めた。しかし8月中に腰痛を発症。だましだまし投げ続けていたが、9月1日に登録抹消され、そのままシーズンを終えた。「抹消前日(8月31日)、(ZOZO)マリンのブルペンで『このまま勝負できるか考えたら難しい』と僕から(首脳陣に)言いました」と振り返った。
ポストシーズンでの登板に向けて、見切り発車で調整。しかしシーズン最終盤に傾斜での投球を再開した際、痛みがぶり返した。そのため、来季の大枠の目標に具体的な数字は加えず「けがしない、ということだけ」とした。来年1月中~下旬に傾斜での投球を再開することが直近の目標。「立ち投げ(捕手を立たせての投球)をして、痛みがないことを確認することが目標」と復活へのプロセスを披露した。
勝ちパターンの救援投手として、杉山、尾形らが台頭した。「僕の場合、けがしないことが大事。けがしなければ勝負に勝てると思うが、けがをすれば土台にも立てない」と来季一年を健康に過ごし、セットアッパーとして存在感を示したいところだ。