巨人から海外FA権を行使し、オリオールズ移籍が決まった菅野智之投手が26日、プロ野球人の社会貢献活動を表彰する報知新聞社制定「第25回ゴールデンスピリット賞」を受賞し、都内で行われた表彰式にオンラインで出席した。
2015年に「菅野基金」を設立し、「社会福祉法人日本介助犬協会」にシーズン公式戦勝利数×10万円をベースにした支援金を寄付。19年には同協会のサポート大使に就任した。寄付支援やPR活動への協力など、多方面でサポートを継続的に取り組んできたことが評価された。
右腕は自主トレ先の米ハワイからオンラインで出席。「2014年からこういった社会貢献活動というか、自分の中でやりたいことを決めて、ここまで続けてこられたのは本当に僕だけの力ではなく、野球ファンの皆さんの力だったりとか、そういう方々の思いだったり、そういうものがあったからこそ続けてこられたと思っています。何事もそうなんですけど、続けることが大事だと思っていますし、何よりもこういう賞に選んでいただき、さらなる認知度というものが上がっていけば、ここまで続けてきた意味があるのかなと思っています」と受賞への思いを口にした。
来季は、若手が躍動して2年連続でポストシーズンに進出しているチームに加わり、頂点を目指す戦いに挑む。「まずはこうやってスタートラインに立つことができたので、ましてや強いチームに必要としてもらって、チームは何とかプレーオフで勝ってワールドチャンピオンをというところを強く言っていた。なんとかそこの中心にいられるように1年間ローテーションをしっかり守って、契約してよかったなって思われるような活躍をしたい」と決意を示した。