元「King&Prince」の平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太で結成した「Number_i」が26日、さいたまスーパーアリーナで、初の全国ツアー(7都市26公演)の最終日を迎えた。
約30万人を動員したツアーを完走した。神宮寺の「俺たちの曲で楽しんでいってください!」とあおれば、岸は「記憶と記録に残る公演にできたら」と意気込み、超満員の会場をトロッコで回った。平野が投げキスをすると、会場は歓声で揺れた。
個々の力も見せつけた。ライブでは、ソロパートも披露。岸のソロでは、用意されていた機材を使って、その場でトラックを生み出した。神宮寺のパートでは、メインステージにソファやダイニングテーブルが用意され、観客一人ひとりに語り掛けるよう、切ない歌声を響かせた。平野はスモークの立ち込めるステージに、ノースリーブで現れ、ハスキーな声で観客を夢の世界へ誘った。
MCでは3人がラフなトークを展開。最近3人だけでご飯に行ったようで「(ご飯に行っても)なんだかんだ仕事の話しちゃうけど、楽しかった。素敵な時間でした」と笑顔を見せる平野。「紫耀がおごってくれました」と神宮寺が言うと会場からは盛大な拍手がおくられ、グループ内で最年長の岸がしどろもどろになって笑いを誘う場面もあった。
ライブでは、平野が「僕たち3人からiLYs(ファンの総称)に向けて心を込めて歌います」と宣言した通り、大みそかの第75回NHK紅白歌合戦(後7時20分)で歌唱予定のデビュー曲「GOAT」など23曲を披露。ツアーは終えたが、年末に向けてさらにギアを上げていく。