ロッテの吉井理人監督が、来季で高卒3年目を迎える右腕・田中晴也投手に“100イニング指令”を出した。今季は4試合に登板し、1勝1敗、防御率1・80をマーク。投球回は計20イニングで、来季も新人王の資格を有する有望株右腕に対し、指揮官は「田中もゆくゆくはローテーションに入って欲しい投手なので、来季も少し制限はかけますが、100イニング前後、120イニングは超えないようにとは思っています。それぐらいのペースで1軍で投げられるようになってくれればいい」と期待を寄せた。
今オフは、先発の柱として今季10勝を挙げた佐々木朗希投手がメジャーに挑戦。計111イニングを投げており、田中が指揮官の“指令通り”の活躍を見せれば、先発補強が課題に挙がるチームの追い風となる。来季に向け、田中晴は「朗希さんが投げたイニングが誰かにチャンスをもらえると思うので、そこにしっかりと入っていきたい気持ちはある。しっかりチームの一員になって、先発ローテーションを守れるようになっていきたい」と闘志。勝負の3年目は、飛躍の年にする。