新庄監督率いる日本ハムが来季、最大4回の「ビールかけ」を行う可能性が浮上した。日本では通常、リーグ優勝、日本一と最大2回行うケースが多いが、選手側が〈1〉クライマックスシリーズ(CS)進出決定〈2〉リーグV〈3〉CS最終S突破〈4〉日本一での開催を要望。26日、球団幹部が検討を開始した。
異例の夢プランが輪郭を帯び始めた。発端は12月上旬。主力の万波が契約交渉の席で「アメリカのプレーオフみたいにカテゴリーを突破するたびにビールかけをしたい。回数を増やしてほしい」と要求した。入団6年目で初めてAクラス入りした喜びを語り「エスコンでのCS(開催)が決まった時、味わったことがないぐらいうれしかった。CS(第1S)を突破した時も『ビールかけないの?』と声が出ていた」と熱弁した。
シーズン中には新庄監督が「北海道だから牛乳…ミルクかけ」と仰天プランをぶち上げたこともあった。検討段階ではあるものの、ナインの声をもとに、前例のないグラウンド上でのシャンパンファイトや、ファンがビールかけを見学できる“参加型”プランも案として浮上。球団幹部は「アプリで当たったら(ファンに参加券を)とかね」と前向きな姿勢を示していた。