広島から海外フリーエージェント(FA)権を行使してオリックスに移籍した九里亜蓮投手(33)が26日、大阪・舞洲の球団施設を見学した。25日に入団会見を終えた右腕は「トレーニング器具もたくさん。しっかり練習できる、いい施設」と満足。練習に訪れていたナインと次々にあいさつを交わし、充実感にあふれた。
「けっこう、いましたよ。紅林くん、頓宮、宇田川くん、西野さん、山下くん…」。10人以上と会話。亜大と岡山理大付高の後輩である頓宮、親交のある西野以外は初対面ばかりだ。キャンプイン直前の来年1月後半は舞洲で練習予定。周囲に選手も多く「僕は話しかけにくいタイプではないので、話しかけてもらってもありがたい。自分からもアクションを」と待ちわびた。
そんな新戦力の歓迎会も手配済み。同じ91年生まれの山田が幹事を志願し「決まっています。キャンプ前に。同級生は大切にしたいし、入りやすいように」と明かした。こちらも同学年の杉本、広島でも同僚だった西川に声をかけて企画。1月30日にキャンプ地の宮崎に移動後、すぐに催す。九里も「すごくうれしい。いろいろ話ができれば」と感謝。「不安よりワクワクや楽しみが大きい」と気持ちは前だけだ。(安藤 理)