日向坂46が26日、東京ドームで全国ツアーの最終公演を迎えた。25日に行われた同所公演をもってエースとしてグループをリードしてきた加藤史帆が卒業。来年に迎えるグループ結成10周年の節目に向けて「卒業写真だけが知ってる」を初披露するなど全24曲をファンへ届けた。
ドーム中に響き渡る歓声を全身で受け止めた。22年3月以来2度目となる東京ドーム。前回はコロナ禍で声出しが禁止されていたため、集まった4万5000人の声援を耳にしたキャプテン・佐々木久美は「すごい盛り上がり! 半端じゃないですね…」と目を丸くした。
前日には、1期生として結成時からグループをけん引してきた加藤史帆が卒業。この日は、その加藤へ「『成長したね』って言ってもらえるように」と誓った小坂菜緒がセンターを務める「卒業写真だけが知ってる」(来年1月29日発売)を初披露するなど、全24曲をパフォーマンスした。約3時間にわたるステージを堪能した佐々木久は「もう一度立ちたいと言っていた東京ドームで本当に楽しい時間を過ごすことができました」と満面の笑み。アンコール最後には、加藤も姿を見せ、「キュン」を全員で届けた。
今年は4月に横浜スタジアムで2度目となる「ひな誕祭」を行うと、9月にはグループ名にちなんで「日本のひなた」の愛称を持つ宮崎県で初のフェスを開催。日向坂46らしい1年を過ごし「最高の2024年になりました」と喜びをかみ締めた。
来年は前身のけやき坂46から数えて、グループ結成10周年の節目を迎える。同4月5、6日には3度目となる横浜スタジアムでの「ひな誕祭」を開催することも発表。「私たちはもっともっと上を目指したいです。目指すべきだと思っています。一人ひとり力をつけて、もっと強い、幸せハッピーな日向坂46をお届けできたら」。支え続けてくれるファンを太陽のように照らし続けるため、日向坂46が歩みを止めることはない。