1969年に誕生したモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)の創立メンバーの一人、ゲイリー・サザーランドさんが12月16日(日本時間17日)に80歳で死去していたと、MLBルーマーズが26日(同27日)伝えた。
米大学野球の雄、南カリフォルニア大でプレーし、1964年には東京五輪、デモンストレーション(公開競技)での野球に米代表として来日している。フィリーズと契約し66年にメジャーデビューし、69年に誕生したエクスポズに拡張ドラフトで指名され移籍。創立初試合の4月8日メッツ戦で「2番・二塁」でフル出場し、チーム初得点を記録した。
3年間レギュラーでプレーしたあと、アストロズ、タイガース、ブルワーズ、パドレス、カージナルスと渡り歩き、78年限りで現役を引退。1031試合に出場し打率2割4分3厘、24本塁打、207打点。ベストシーズンはタイガース時代の74年で149試合に出場し157安打、49打点を挙げた。二塁手として併殺プレーのうまさに定評があった。
引退後は99年から2011年までエンゼルスのスカウトやGM補佐などを歴任した。