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神戸MF扇原貴宏、長崎へ移籍の“先輩”山口蛍への思い「神戸で残した功績はもっとたたえられるべき」

スポーツ報知 2024年12月27日 17時50分

 シーズンを通して活躍したJPFA(日本プロサッカー選手会)所属選手を表彰する「極楽湯 presents 日本プロサッカー選手会(JPFA)アワード 2024」の表彰式が27日、JFAサッカー文化創造拠点 「blue―ing!」で行われ、J1のベストイレブンに選出された神戸MF扇原貴宏が出席した。選手間の投票で選出された栄誉に「選手に選ばれたというのがとてもうれしい」と思いを明かした。今季神戸では主にアンカーとしてリーグ戦35試合1得点4アシストの成績を残し、2連覇と天皇杯優勝に貢献。「本当にチームが優勝したからこその選出だと思っている。チームメートに感謝したい」と繰り返した。

 またJ2長崎への完全移籍が発表となったMF山口蛍への思いも明かした。C大阪の下部組織時代からの先輩について「蛍くんがヴィッセル神戸で残してきた功績は、本当にもっともっとたたえられるべき。ヴィッセル神戸の歴史を作り上げた人物だと思う。そういう選手が抜けるのはすごく痛いですけど、決まってしまったものは仕方がない。自分たちがチームのためにやることをやらないといけない、という責任感は、僕を含めてチーム全員にあるかなと思います」と語った。

 C大阪の下部組織時代を含め、約20年にわたってともにプレーしてきたふたり。「僕自身は常に背中を追いかけてきた存在ですし、ヴィッセルにきたのも蛍くんがいた、というのもすごく大きな理由のひとつだったので。もっともっと一緒に試合に出たかった思いはありますけど、蛍君が決断したことなので、違った場所でお互いがんばれれば」と扇原。偉大な先輩との別れを惜しみつつ、互いの健闘を誓っていた。

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