◆卓球▽Tリーグ(27日、グランシップ静岡)
参入2年目の静岡ジェードが、岡山を3―1で破り、2試合ぶりの白星を飾った。第2試合のシングルスをフルセットの末に制し、流れを呼び込んだ松下大星(28)は「貢献できてうれしい」と笑顔。監督兼任の森薗政崇(29)は「短いスパンで勝てた。チームに接戦を勝ち切る力がついてきた」。今季、ここまで3勝13敗と苦しんでいただけに喜びはひとしおだった。
最下位6位のままで残りは8試合。プレーオフ(PO)圏内3位の岡山とは勝ち点18差もある。ただ育成が、実りつつある。この日、森園とダブルスを組み勝利、シングルスでも出場した浜田一輝(21)=早大=も成長してきた。PO進出が難しいだけに「来季を見据えて高校生など若手も使っていければいい」と指揮官。28日のホーム・金沢戦では初の連勝を全力で追い求めながら、選手の底上げも図っていく。