NHK紅白歌合戦(後7時20分)のリハーサルが28日、東京・渋谷のNHKホールでスタートした。
3人組バンドのTHE ALFEEは初出場した1983年以来、紅白史上最長ブランクとなる41年ぶりの出場になる。本番では「星空のディスタンス」を歌唱する。高見沢俊彦は「2回目で41年ぶりなんだから、初出場も同然。若い気持ちで出たい。41年ぶりなので、41年分の力を見せられたら。50年もののバンドの姿を見てほしい」と意気込んだ。
坂崎幸之助は「紅白出場回数で考えれば、出場歌手のほとんどが先輩。昭和を超えて令和ですからね。雰囲気も違うし、新鮮。初出場の時は、場違いな感じがしていたのを覚えている。懐かしい。当時は、沢田研二さん、千昌夫さんも楽屋が大部屋で」と懐かしんだ。桜井賢も「みんな大先輩ばっかだったのに。いまでは先輩って、出場者で言えばイルカさんとか?」と時の流れを感じていた。
1974年にシングル「夏しぐれ」でデビューし、今年50周年。日本のバンドのコンサート通算本数最多記録2944本(12月24日現在)を更新中。29日には大阪城ホールで単独公演「50th Anniversary 冬の祭典」を控えている。
桜井が来年1月20日に70歳を迎え、バンド全員が古希となる。高見沢は「全員70歳でバンドが50周年を迎えると思っている。でも、(坂崎のように)こんな小さい70歳います? 僕は新たな70歳のモデルケースです。歯も毛も自前です」と胸を張った。今年の一文字も「古」を挙げ、「古希ですし。古さにも価値はある。ビンテージです。磨きをかけます」と宣言した。