巨人の吉川尚輝内野手(29)とシンガー・ソングライターの足立佳奈(25)の結婚が28日、発表された。ともに岐阜出身。年末にビッグカップルが電撃誕生した。
岐阜・羽島市出身の吉川は今季、自身初の143試合全試合出場。打率2割8分7厘、5本塁打、46打点とキャリアハイの成績を残し、二塁手として鉄壁の守備で初のゴールデン・グラブ賞も受賞した。特にシーズン終盤の大混戦の優勝争いで3番打者として存在感を発揮。4番・岡本和真と打線を引っ張った。
岐阜・海津市出身の足立は15歳の2014年にソニーミュージックとLINEによる「LINEオーディション」でオリジナル曲を披露し、抜群の歌唱力で12万5094組の応募からグランプリに輝いた。祖父の影響で物心ついた時から巨人ファンだったという足立。兄の背中を追って自身も小学3年から6年まで野球をプレーし、中学時代はソフトボールをやっていた。
22年には7月の巨人主催試合を盛り上げるため「GIANTS SUMMER GIRL 2022」に就任。当時のスポーツ報知の取材では、一番応援する選手として隣町の羽島市出身の吉川を挙げ「小学校の最後はファーストだったけど、セカンドをやりたくて頑張っていた。だから憧れの気持ちが強いです。吉川選手が通っていた桑原小学校には合唱団の練習で行っていたので、勝手に親近感とご縁を感じています」とコメントしていた。
吉川は9月下旬の試合で内角球をよけて転倒した際に肋骨(ろっこつ)骨折。その影響でCS最終ステージは欠場し、選出されていた侍ジャパンのプレミア12メンバーも辞退した。現在は患部は順調に回復。打撃練習では力強い打球を飛ばし、来季に向けて「もう一回リーグ優勝して日本一になれるように。そこを目指して頑張ります」と決意を示していた。
オフの契約更改では3年契約を結び、推定年俸2億円でサイン。巨人愛を胸に秘め生涯の伴侶も得て、さらなる飛躍が期待される。2024年の最後に明るいビッグニュースが舞い込んだ。
◆吉川 尚輝(よしかわ・なおき)1995年2月8日、岐阜・羽島市出身。29歳。岐阜・中京高では甲子園出場なし。中京学院大に進み岐阜学生野球リーグで2度の首位打者。2016年の全日本大学野球選手権で優勝し、同年のドラフト1位で巨人入団。177センチ、78キロ。右投左打。背番号2。
◆足立 佳奈(あだち・かな)1999年10月14日、岐阜・海津市出身。25歳。2014年「LINE×ソニーミュージック」オーディショングランプリ。17年デビュー。18年インターハイアンバサダーに就任して公式応援ソング担当。故郷・海津市の「かいづシティアンバサダー」を務める。