巨人の小林誠司捕手が29日、広島市内の母校・広陵で行われた同校OBによる野球教室に参加した。
笑みがこぼれた。ティー打撃では助言を交えながらトス。積極的にコミュニーケーションを取って交流した。小林の周りでは子どもたちの笑顔の花が咲いた。「子どもたちと一緒に楽しく、充実した時間を過ごせて良かった」と声を弾ませた。
母校に訪れると気持ちが引き締まる。「背筋がピシッとなる。ここは僕の原点なのでいろいろ思い出す部分もあるし、初心に戻るのはすごく大事だと思う。また来年も頑張りたいという気持ちになる」と決意を新たにした。
多くのプロ野球選手を輩出する同校出身選手の中でも現役最年長選手。「活躍している選手もたくさんいて、自分自身としては年齢も一番上になるけど、若い選手に負けないように頑張りたい」と言葉に力を込める。
来季は36歳になるシーズンで、年男として迎える。「もう僕は1年1年が勝負なんで、がむしゃらに泥臭くやりたい」と覚悟をにじませた。