ヤクルト・高津臣吾監督(56)が30日、守護神の出現を熱望した。
昨季は田口が抑えを務めて33セーブを記録したが、今季はチームの全34セーブ中、小沢の11が最多。クローザーを固定できなかった。現役時代に通算286セーブを挙げた指揮官は「チームの基本、土台となるところだと思うので、そこはしっかり固めていけたら」と力説。実績のある田口、小沢、石山、木沢、新外国人のバウマンらが候補に挙がりそうだ。
「非常に大事なポジション。開幕投手以上に考えることはたくさんある」と明かし、「143試合、しっかりベンチに入ってくれる人を指名したい」と理想を掲げた。タフで安心感のある守護神の存在が、今季5位からの巻き返しにつながる。