ヤクルト・高津臣吾監督（５６）が３１日、今オフのメジャー挑戦が決定的となっている村上宗隆内野手（２４）を今季も４番に据えた上で優勝し、新天地に送り込む考えを明かした。今季の構想がまだ不透明だが村上の打順だけは決めており「一番濃厚というのは、ムネ（村上）の４番でしょうね。ここはよほどのことがない限りは変えることはないと思います」と断言した。
昨季は１４３試合中、１３１試合で４番に座った主砲はメジャー挑戦を公言し、昨年１２月２日の契約交渉後にも「（来年が）日本でやる最後のシーズンになると思います」と宣言。ポスティングシステムを利用しての米球界挑戦は規定路線となっている。高津監督自身もＦＡ権を行使してメジャーへ挑んだキャリアがあるだけに「気持ちよくむこう（メジャー）に行ってほしいという気持ちはあります」。村上に３年ぶりの優勝の手土産を持たせて、気持ちよく米国へ送り出すつもりだ。